年代別に見るDLsite音声作品
いわゆるテレクラ等からはじまり(これはちょっと同人とは違うが)
同人では、ボイスドラマや、キャラ同士のエッチな絡みなど小規模だが存在していた。
ここでDLsitenにおける音声作品(男性向け)の作品数の推移を見て頂きたい。
2015年度も集計したがまだ半年も過ぎていないので割愛してあるが、ここ数年の伸びがすばらしく一番の要因はネットの発達とネット声優の存在だと考えている。
詳しい解説は続きに書くので興味がある人は見てください。グラフ見て満足という方は、お気に入りの音声作品をお聞きください。(文章ばかりなので注意
「H系の声の素材集です。7シーン入れてます。加工して使う分には著作権フリーにしておきますのでソフト制作などにお使いくださいねっ。生々しい(凄くHな)ので要加工ですっ(^_^;)」と時代を感じずにはいられない文面になっています。
その後2001年~2004年まで、音性素材やCG集に声がついただけとか、昔のエッチなボイス聞けます。といった作品が並びます。しかし2004年後半に催眠オナニーの始まりとも言われる(催眠CD)裏Trance voice fan 赤いリボンのリコ1~ドリームチャット~烙印の販売が開始され2000円を超える値段にも関わらず多くの人が購入していきました。まだ催眠、といったものに親しみの無い時代、かなり先駆けてのものでした。そこから作品数こそわずかに伸びていくものの、内容は今までのものと対して変わらず、催眠オナニーについてもノウハウの無い時代でしたので、キャットハウスさんの独壇場となっていました。
2007年に入るとアニメブームなどにのっかって作品数は200を超え、このころから活動を始めて今もまだ現役なサークルも幾つかあります。この辺りから、作品の多様性や適正価格の見極め、色々な試行錯誤が見える楽しい時代だったのではないでしょうか。(私はこのころそもそもネットをしておりませんでした)
2008年、2009年と前年と同じ数しか作品が投稿されず、このまま小規模な市場で終わるかと思われましたが、2010年から右肩上がりで作品の投稿数が伸びていきます。私が思うのは、この時期は若者がネットに入り始めた黎明期だったのではないかと思っています。ニコニコ動画に始まり、2chのまとめ、オタクがステータスとまで考える人が増え、日本人総オタク化、は言いすぎですが、こういったものに触れる人口がドバッと増えたように思います。
2009年から2010年にかけて再び催眠オナニーのブーム(小規模ですが)が発生し、その手の作品が多く投稿されました。今累計ランキングの上位を占めているのはこの時期の作品が多いです。その後は、アニメブームに続く声優ブームによって大量のネット声優が登場しました。昔と違い今は連絡を取る手段が多くあり、なおかつ編集にも便利なフリーソフトや、素人でも出来る高音質な録音環境、そういったものが重なり、ぐいぐいと数を伸ばしていきました。
そして2012年、ここから新たなブームが始まりました。そう「耳かき、耳舐め」です。シロクマの嫁がニコニコ動画に投稿した動画
「【イヤホン必須】立体音響耳かきボイス(女医さんver)【二声の人妻】」
によって多くの人が音声作品に取りこまれて行きました。ここからR18作品の立体音響耳かきボイス(女医さんver)アナザーストーリーを購入して、そこから今まで色々な音声作品に触れてきた人、結構多いんじゃないかと思っています。
こうした小規模なブームを繰り返し、2013、14年には1000を超える作品が投稿され、今年も同程度の作品が投稿されると期待されます。今はまた、これといったブームはなくいったん落ち着いて、それぞれの分野ごとにニッチな更にニッチな作品が日々投稿されています。ネット声優も増え続けています。次に何が参入してくるのか、予想しながら日々の音声作品生活を楽しむのもいいんじゃないでしょうか。
最後になりますが、ここまで見てくださってありがとうございます。ここに書いてあることはデータは正しいものですが、私の私見、見解が多く含まれているため間違っていることもあります。あくまで一個人の感じたことなので、参考程度に思って頂けると幸いです。それではこれからも楽しい音声作品生活、続けていきましょう、正井でした。
2015年2月7日までのデータに基づいています。
tag : まとめ